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ヒイラギ幼魚 骨格標本

2012年4月30日 遠州灘海岸の、静岡、愛知県境付近にてヒイラギの幼魚が多数打ち上がっていたので採集し骨格標本を作製しました。
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採集の個体は吻端から椎骨の末端までで65mm前後、尾びれまで含めると80mm前後。硬骨魚類の標本をはじめて作るので、(1)骨の位置が分からなくなったときの確認用 (2)、骨を無くした、または破損したときのスペア として複数採集しました。
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デザインナイフとピンセットで大まかに肉を取り除いたところ。水に浸しパイプハイターの粉タイプを入れます。ヒレの膜、骨と骨の間の薄い膜は残す方向で行きたいので使用する漂白、洗浄剤は塩素系に比べ効き目の弱い酸素系を用いています。
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一晩浸けておくと肉が透明、プルプルになるのでへら状のもので掻き取ります。その際にはよく水洗いして、アルカリの成分が皮膚や目の粘膜に触れないように気を付けてください。上の写真は除肉、漬け込みを二回繰り返したもの。
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頭蓋内に脳と思われるものが残っているので、色が残っています。脊椎をはずした穴から針状のもので掻きだすとともに、水で中身を押し流してやります。また、塩素系漂白剤(キッチンハイター)を水で希釈したものを注入して重点的に漂白してみました。脊椎につながる穴は直径1.5mm程度だったので、小型のシリンジを用いるといいですが、今回は下のようなもので代用しました。
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簡易なタイプのスポイト(上)の先端を火であぶり、柔らかくなったところで一気に引き伸ばします(下)。引き伸ばす程度によって任意の細さが得られます。
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乾燥後。尾ヒレは切り離す必要はありませんが、破損してしまったので、別個体とニコイチにしました。尾ヒレだけ後から処理した都合で、短時間で行ける塩素系に浸けたら薄い膜が溶けました。ヒレをかっこよくビラーッと広げるのに薄い膜があった方が都合がよいので、個人的には酸素系が好みです。
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各部分を木工用ボンドや瞬間接着剤で接着。肋骨、目の膜も付けます。
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大きさ比較。つくづくぼくはこのサイズの物が好きなようです。標本ラベル、土台もこの後作りますが、ブログ記事としては割愛します。

※本文中の「パイプスルー」「キッチンハイター」の使い方は、本来のものではありません。場合によっては失明などの危険もあるため、取扱いに十分注意しましょう。

記事おわり

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標本をつくる 1

4月30日 遠州灘と三河湾の海岸を数か所まわり、生物由来の漂着物を拾ってきました。いわゆるビーチコーミングというやつです。
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採集地別に並べたもの。貝殻、フジツボ、カメノテ、カシパン、などは洗って乾かしておけばよいので簡単ですが、魚、カニ、(写ってないけど)ウの頭骨、などナマモノ系も拾いました。ナマモノ系はひと手間加えてやりましょう。

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イソガニ。スチレンボードに固定して乾燥させる。待ち針や虫ピンがなかったので爪楊枝で。

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イッカククモガニ(?) 左右対称になるようにひたすら楊枝を刺しまくる。

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イボイチョウガニ(?) 小さいですが、やはり歩脚が左右対称になるように整えます。

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4〜5cmの魚が大量に打ち上がっていたのでミニサイズの骨格標本を作ってみましょう。魚はネットで調べたところヒイラギという種類のようです。

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大まかに除肉。このあとパイプハイターにつけて残った肉を軟化させます。とてもサイズが小さいので、なるべく交連状態を維持していきます。

ウの頭骨は、一部白骨化した死骸から、頸椎数個がつながった状態で切り離し。一部に腐敗した肉が残っているので水に浸けて完全に腐らせます。

これらの標本化のための処理は現在続行中です。続きは後日アップの予定。

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タマネギとブロッコリーで作る簡単ラピュタのレシピ

さて今日は、タマネギとブロッコリーさえあれば作れる
簡単ラピュタのレシピをご紹介いたします。

材料
小さいタマネギ 1個
普通のタマネギ 1〜2個
ブロッコリー  1本

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小さいタマネギは横方向に半分に切ります。普通のタマネギは茶色の薄皮を残すように輪切りにし、径を調整して爪楊枝で固定します。径が一番大きいものは輪切りのままで。
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つみかさねます。写真はありませんが、ブロッコリーは色を鮮やかにするためさっと湯通しし、上に乗っけます。
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近所の人に見られないように注意しながら空にかざして完成です。
あのちーへいせーんー
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この後、みじん切りにしてカレーに入れて食べました。

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このガチャガチャ、クオリティがやばい。

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…ていうのはうそで、本物のカニです。

3月22日、愛知県豊橋市の表浜海岸へ漂着物さがしにでかけ、砂の中でひからびてたのを慎重に掘り出してきました。普通に見られる種類のもののようですが、同定のことは後述するとして、まずはこのカッコよさ見てくださいよ!
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関節をぬるま湯でもどして、一緒に拾ってきた木片に整姿して乾燥、というような作業は一切していません。土台の木片も含めて、まさにこのまんまの形で砂に埋まっていました。脚でガシッと土台にしがみついている感じ、ハサミを振り上げたポーズ、土台の形の面白さ、大きさの手ごろ感…自然の造形にここまでやられると、ただただ感動することしかできません。
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カニの種類のことはわからなかったので主に以下のサイトを参考にし、「ヨツハモガニ」のオス、と判断しましたが、どうでしょう。カニに詳しい方のご意見をうかがいたいです。

参考にしたサイト

1. ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑 甲殻類1(カニ・短尾類)
2. かに図鑑 an Internet Encyclopedia of Brachyura
3. 日本動物誌 Fauna Japonica 甲殻類 (京都大学電子図書館)

1でシルエットから大まかに分類群のあたりをつけ(サムネイルがあるのでとっかかりとしてとても便利)、2の標本写真で確認、3の図版で再度確認してみました。
ところで Fauna Japonica は19世紀の書物ですが、手描きの図版の見やすさ、わかりやすさをあらためて感じました。描き手による情報の整理が適切な図は、見えるものをそのまま写す写真よりもわかりやすい場合があるからこそ、現代でも手描き図版はすたれていないんですね。

「ネイチャーテクニカラー」の新シリーズ、「ビーチコーミング」の第一弾ラインナップ(うそ。この日の収穫物です。)
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「天使の骨学」

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タイトルはキャッチーなほうがよいので「天使の」としましたが、生き物としてのお話なら「背中に羽の生えたヒト」のほうがよいかもしれません。

「私たち人間は、二本ずつの手とあし、そして背中に羽をもっていますね。ペガサスは四本のあしと、背中の羽をもっていますし、みなさんのおうちで飼っている犬やねこにも羽が生えています。
 この『背中の羽』は哺乳類に共通した形質で、六足動物(陸に上がったせきつい動物)の中肢が、あたかも鳥の翼のように変化した器官です。『鳥の翼のように』と言いましたが、鳥の翼は前肢にあたるので、見た目はとてもよく似ていますが、由来のことなる器官なのです。(ちなみに鳥の中肢はとても小さく、普段は羽毛にかくれて見えません)」

…というような話をでっちあげてみました。ちなみに哺乳類の翼状中肢は主に副胸筋と副小胸筋によって「はばたき」を行います。あっ、もういいですかそうですか。

参考文献:
「鳥の骨探」
「新編 家畜比較解剖図説 上巻」
「鳥の形態図鑑」
「やさしい美術解剖学図」他
     

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