| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

ヒイラギ幼魚 骨格標本

2012年4月30日 遠州灘海岸の、静岡、愛知県境付近にてヒイラギの幼魚が多数打ち上がっていたので採集し骨格標本を作製しました。
2012043007b.jpg
採集の個体は吻端から椎骨の末端までで65mm前後、尾びれまで含めると80mm前後。硬骨魚類の標本をはじめて作るので、(1)骨の位置が分からなくなったときの確認用 (2)、骨を無くした、または破損したときのスペア として複数採集しました。
2012043008b.jpg
デザインナイフとピンセットで大まかに肉を取り除いたところ。水に浸しパイプハイターの粉タイプを入れます。ヒレの膜、骨と骨の間の薄い膜は残す方向で行きたいので使用する漂白、洗浄剤は塩素系に比べ効き目の弱い酸素系を用いています。
2012050506b.jpg
一晩浸けておくと肉が透明、プルプルになるのでへら状のもので掻き取ります。その際にはよく水洗いして、アルカリの成分が皮膚や目の粘膜に触れないように気を付けてください。上の写真は除肉、漬け込みを二回繰り返したもの。
2012050509b.jpg
頭蓋内に脳と思われるものが残っているので、色が残っています。脊椎をはずした穴から針状のもので掻きだすとともに、水で中身を押し流してやります。また、塩素系漂白剤(キッチンハイター)を水で希釈したものを注入して重点的に漂白してみました。脊椎につながる穴は直径1.5mm程度だったので、小型のシリンジを用いるといいですが、今回は下のようなもので代用しました。
2012050508b.jpg
簡易なタイプのスポイト(上)の先端を火であぶり、柔らかくなったところで一気に引き伸ばします(下)。引き伸ばす程度によって任意の細さが得られます。
2012050504b.jpg
乾燥後。尾ヒレは切り離す必要はありませんが、破損してしまったので、別個体とニコイチにしました。尾ヒレだけ後から処理した都合で、短時間で行ける塩素系に浸けたら薄い膜が溶けました。ヒレをかっこよくビラーッと広げるのに薄い膜があった方が都合がよいので、個人的には酸素系が好みです。
2012050801b.jpg
2012050802b.jpg
各部分を木工用ボンドや瞬間接着剤で接着。肋骨、目の膜も付けます。
2012050501b.jpg
大きさ比較。つくづくぼくはこのサイズの物が好きなようです。標本ラベル、土台もこの後作りますが、ブログ記事としては割愛します。

※本文中の「パイプスルー」「キッチンハイター」の使い方は、本来のものではありません。場合によっては失明などの危険もあるため、取扱いに十分注意しましょう。

記事おわり
FC2 Management

| | 00:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

「天使の骨学」

2012031301b.jpg
タイトルはキャッチーなほうがよいので「天使の」としましたが、生き物としてのお話なら「背中に羽の生えたヒト」のほうがよいかもしれません。

「私たち人間は、二本ずつの手とあし、そして背中に羽をもっていますね。ペガサスは四本のあしと、背中の羽をもっていますし、みなさんのおうちで飼っている犬やねこにも羽が生えています。
 この『背中の羽』は哺乳類に共通した形質で、六足動物(陸に上がったせきつい動物)の中肢が、あたかも鳥の翼のように変化した器官です。『鳥の翼のように』と言いましたが、鳥の翼は前肢にあたるので、見た目はとてもよく似ていますが、由来のことなる器官なのです。(ちなみに鳥の中肢はとても小さく、普段は羽毛にかくれて見えません)」

…というような話をでっちあげてみました。ちなみに哺乳類の翼状中肢は主に副胸筋と副小胸筋によって「はばたき」を行います。あっ、もういいですかそうですか。

参考文献:
「鳥の骨探」
「新編 家畜比較解剖図説 上巻」
「鳥の形態図鑑」
「やさしい美術解剖学図」他
     

| | 20:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

シュモクザメの骨格標本を作る 3(完成)

まず最初に。
前回記事で「水分と脂肪分を樹脂に置換する技術を用いて作った軟骨魚類の標本ってないのかな」というようなことを書きました。樹脂置換に関しては、大掛かりな設備が必要で、そのようにして作られた標本も、存在するとすればどこか大きな博物館かな、という認識でいました。
しかし、そんな認識を大きく越えたような情報を前回記事コメント欄にいただきました。
なんと個人ですでにそのような標本製作の手法を開発しておられるというのです。これはほんとに驚きの内容でした!コメント欄だけではもったいないので、リンクを貼る許可をいただきました。

ブログ
素人魂~特濃魚汁~
当該記事
魚話その187 柔らか頭を硬く取る ●PEG含浸と軟骨魚類の骨格標本

ただ、冒頭の赤い字で書かれた部分には十分留意してください。既存の手法を簡略化し、従来大型の専門機器が必要だったものを、高校生物部レベルの機材でできるようにしたところがすごいのですが、危険な薬品を扱うため、まったく知識のない人が、一般家庭で行うのは避けるべきです。その意味で模型のブログからリンクを貼るのはどうかとも思ったんですが、「すごい人がいる!」というのを紹介したくて。ちなみにエラそうなことを書いてますが、ぼくもホルマリンを扱ったことがありません…。また、この手法は現在も情報収集中のもの、とのことです。


-----------------------------------------

その話のあとだと少々やりにくいんですが、
せっかくできたんで、見てやってくださいよ。
シロシュモクザメの頭部、乾燥骨格標本が完成しました。
DSC02500b.jpg

DSC02463b.jpg
上方向から。

DSC02461b.jpg
下方向から。

DSC02471b.jpg
顎。舌の骨が下方に反ってしまい、アカンベーをしてるみたいに…。下顎とつながってた部分を切っちゃったからだな。骨が軟らかで周りと感触が似ていることもあって、取っていい部分、残すべき部分の判断がわかりにくくドキドキしながら作業しました。映画の、爆発物処理班の心境でしたね。ぼくは数回爆発させました。

DSC02475b.jpg
顎と頭との関節部分は特にぷるんぷるんで、乾燥すると縮んでしまいます。組み立てに際しては、関節が存在していた場所だけ空間を空けてつなげる必要があるのでピンバイスで穴を開け、金属線を通しています。

DSC02476b.jpg
本当は頭の後ろの方でもう一箇所関節があるんですが、乾燥による反りで、位置がずれてしまっています。

DSC02483b.jpg
前回写真では繊維状の白いグズグズが脊椎や頭の後ろの方を覆っていましたが、乾燥にともない、構造が仔細に窺えるようになりました。この角度から見るのが特に好き。


DSC02486b.jpg
顎を付けた状態、上方向から。

DSC02485b.jpg
同じく下方向から。

DSC02499c.jpg
台に取り付けて完成。
シュモクザメをお送りくださったK様、画期的な手法をご紹介くださったosakana様、
ありがとうございました。

| | 13:32 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

シュモクザメの骨格標本を作る 2

 乾燥に入りました。作業上の都合で顎は頭から切り離してしまったので、再び組み上げたとき関節位置がずれないように、調整しています。次の記事で触れますが乾くといろんな部分がかなり反りますので、もっと強固に固定する必要があったかも知れません。
DSC023160b.jpg
DSC023090b.jpg
 あっ、これナウシカが乗ってるやつだ。
 表面の繊維状のグズグズは乾燥すると、縮んだ上に透けてくるので、目立たなくなっていきます。
DSC023180b.jpg
 軟骨なので乾燥すると変形します。したがって正確な形状はこれで見納めということに…。生体組織の水分と脂肪分を合成樹脂に置換するという技術が存在しますので、それを用いれば軟骨魚類の変形のない骨格標本ができると思いますが、そのようにして作られた標本はないのでしょうか。

つづく

| | 20:14 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

シュモクザメの骨格標本を作る 1

「HONE展」「ホネホネサミット2011」にでかけてみて骨の魅力にハマッた、自分も骨格標本を作ってみたくなった、という方はいらっしゃいませんか?ここではシュモクザメの骨格標本作りに挑戦します。ぼくも骨格標本作りはほぼ素人です。このエントリーを読んで、いっしょに失敗しましょう!(だめじゃん…)

 ただ、ここは生物の模型のブログなので、そういうのが嫌いな人にも配慮して、このシリーズのエントリーは折りたたみにしました。

≫ Read More

| | 10:36 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ホネホネサミット2011に行ってきました

DSC020990b.jpg
最近「骨密度」が高い。
大阪市立自然史博物館へ「ホネホネサミット2011」「OCEAN!海はモンスターでいっぱい」を見に行ってきました。今回の記事では「ホネホネサミット」の方をご紹介。

以前ジネズミという小動物の骨格標本を作ったことがあり(その記事)、骨格標本作りにはずっと興味を持っていました。骨に関係した団体や個人が一堂に会し、ブースを出展するイベントとなれば、ノウハウに関しての情報も得られるだろうと目論んで行って来ましたが、みなさん丁寧に教えてくださり、とても勉強になりました。「これはなんのほねですか?」に始まって、除肉のやり方、使用する薬品、組立骨格の姿勢保持について、魚の骨をやってる方には「素人が最初に手を出すなら何の魚がおすすめ?」と、ここぞとばかりに聞きまくりましたよ。また必ず、得られた知識でもって骨格標本作りをしてみたいです。

以下、( )内は出展ブース名
DSC021320b.jpg
ウズラ(家庭で作る!ミニホネ隊)

DSC021530b.jpg
ウツボ(SKULL!SKULL!SKULL!) 喉の辺にもう一個口がある!?形も働きもまさに顎。咽頭顎といってエラの変化したものだそうな。あまりに顎そっくりなので、「ということはホントの顎の方も同じようにエラから変化してきたの?」と思ったが、そう単純なことでもないらしい。

DSC021650b.jpg
オオコウモリ(特定非営利活動法人 東洋蝙蝠研究所)

DSC021820b.jpg
バビルサ(京都大学大学院 地質学鉱物学教室古脊椎グループ)

DSC022020b.jpg
個人名で出展されてた方。個人名を紹介してもいいか問い合わせるのを忘れたので名前は出しません。ところでなんの骨かわかりますか?

DSC022930b.jpg



9日(日)は台北市立動物園標本士Chan氏による講演会やワークショップも開催されました。10日(祝)もワークショップ「恐竜復元画に挑戦しよう!」講師:徳川広和氏(恐竜・古生物復元模型家)、「恐竜の骨のパズルを並べてみよう」講師:小田隆氏(成安造形大学)、「ホネホネ☆発表会」などが開催されます。骨好きな人は是非。

| | 03:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

骨格標本をつくる

10111907b.jpg

今回は小動物の骨格標本をつくるお話です。解剖中の写真は載せていませんが一応「続きを読む」方式にしています。

≫ Read More

| | 00:36 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。