ブログタイトルに「生物模型」と謳っているので若干アレなんですが、今日はNゲージのストラクチャーの塗装の話題です。3回くらいの短期集中連載の予定ですので、「生物模型の話題を見に来てるのに!」という貴重な読者の方は、読み飛ばしちゃってください。そして鉄道模型趣味の方、はじめまして。
鉄道模型のメーカーとして有名な
KATOが出している「ジオタウン」は、Nゲージ用のジオラマシリーズで、出来がやたらいいのが特徴です。買ってきて並べるだけでも満足の品質なんですが、なにか一手間加えたい、というときは塗装を始めとしてこんな工作はいかがでしょうか。3回くらいの連載でお届けいたします。
まず最初の写真はKATOのジオタウンシリーズから「切妻造りの町家3」。完成品として発売しており、二千円しないくらいの価格でこれだけの品質はすごいなーと思います。ただ、色はプラスチックの成型色と、簡単な塗装のみなので、きれいだけどあっさりしています。


各部品に分割して、それぞれに塗装をしていきます。ネジや接着剤で固定されているところ、ツメで留まっているところなどがあるので丁寧にばらしていきます。左下のは窓の部品ですね。

木の部分は茶色のプラで成型されています。イメージとして「木は茶色」というのがありますが、実際には幅広い色味が存在しているので、「茶色」という単色では塗らないようにしたいです。

エアブラシでわざとツブツブに吹く、ツブツブをシンナーでぼかす、ドライブラシをかける、などで色むらを作っておいて、最後にエナメルのウォッシングでばらばらの色味をまとめています。汚しの塗装をするときに、筆やエアブラシのストロークが見えちゃうと、「汚しています」という説明になってしまうので、そこだけ気をつけました。

破風と垂木をプラ棒で。垂木は実物に換算したとき455ミリ間隔になるよう入れています。

古い家屋の瓦屋根は、一枚一枚の瓦に色のむらがあったり、土で汚れていたりします。だからといってやりすぎると「塗り分けました」の説明になるので、気持ち抑え気味に。

次回は外構編。